プロフィール

伊勢田 道仁 (いせだ・みちひと)  

1962年、高知県高知市に生まれる。愛媛大学法文学部を卒業するまでは、大自然の中でのんびりと育った。この頃の思い出は、クラブ活動や恋愛に関するものばかり。

大学4年生のとき裁判所事務官上級試験(当時)に合格するも、赴任予定地はさらにド田舎。ここらで都会に出たいと思い、神戸大学大学院法学研究科に進学する。神崎克郎教授(故人)のもとで、会社法・証券取引法を学ぶ。(法学修士号取得)。

28歳のとき、大阪府立大学経済学部に専任講師として採用される。経済学部としては珍しく法律関係講座が充実しており、教授会では一応の議論がすめば無駄に時間をかけるより投票するという効率的・合理的な雰囲気のなかで、自由かつ精力的に研究を行う。31歳のとき、大学叢書「取締役会制度の現代的課題」を書いて、助教授となる。

33歳のとき、金沢大学法学部に転任。北陸特有の美味いカニを食べ、コーヒー色の天然温泉につかりながら、優秀な同僚教員たちと、研究会や学部運営の議論にあけくれる。法律相談部の顧問の一人として、毎年、学生達とともに能登半島を回ったことがとても良い思い出です。

38歳のとき、イギリスに留学。Nottingham University Law School で国際商取引法の関連科目を学ぶ(LL.M.取得)。異国暮らしのストレスが溜まるとロンドンまで片道2時間の車をとばし、カラオケで「男はつらいよ」を熱唱。なんとか無事に帰国後、金沢大学法学部教授となる。講義のかたわら、金沢市の個人情報審査委員会、家庭裁判所の家事調停委員などを歴任。

43歳のとき、関西学院大学法学部に転任するとともに、大阪弁護士会で弁護士登録。大阪でもっとも元気のいいイデア綜合法律事務所(現在は、加藤&パートナーズ法律事務所)のお世話になる。弁護士としての師は、金子武嗣弁護士(元大阪弁護士会会長)。株主代表訴訟をはじめとする商事事件のみならず、行政事件訴訟や一般民事事件にも取り組んでいます。

47歳のとき、2度目の留学でアメリカ合衆国に。ジョージア州の私立名門校 Emory University Law School でアメリカ法の基本科目および商法専門科目を学ぶ(LL.M.取得)。南部の大都市アトランタは、商業と交通が発達していて、人々はアットホームな雰囲気で、自然の豊かなところでした。

現在の日本の閉塞状況に強い危機感をもっているので、研究者・弁護士として自由で活気ある社会の実現を目指すとともに、大学教員として若い学生さん達の才能をひき出し、世界に通用する人材を育てていきたいと願っています。

趣味は、ゴルフ、旅行、温泉めぐり、珈琲を飲むこと、など。

最近の業績